風薫る5月に突入です。コロナ過で我慢我慢の数年を過ごしてきましたが、ようやくマスクの着用等が緩和され、今年こそ本来のゴールデンウイークの賑わいが戻りそうですね。
さて、今月初のおもちゃ病院は入間市児童センターでの開院となりました。17台のおもちゃを修理できました。
ハト型メロディ:音が出ないとの主訴のようですが、確認してみると問題なく音が出ています。少し様子をみてください。
プラレール(ラピート):スイッチに不具合があるとの事ですが、スイッチではなく電池交換の際、車体を正しくセットしていなかったようです。
飛行機:機体の主翼より上と下の部分に破損があり、接着剤で補修しました(接着剤の硬化時間が掛かるので、あえてゴムバンドで留めたままの形で撮影しました)。
アンパンマンドライブ:座席と車台に破損が見られました。あえてスプリングによるクッション効果を省略し、接着剤により補修しました。
乗用ベンツ:右後方のタイヤにズレがあるとの事です。車輪取付箇所等の調整を行い取り付け直しを行いました。
すみっこクレーンゲーム:ゲーム操作時に音楽等が流れるおもちゃですが、音が出ない症状です。分解してみるとスピーカーに不具合がありましたので、代替品のスピーカーと交換しました。
時計のおもちゃ:一部の部品が外れていたみたいです。外れた部品を取り付け直しています。
East i: LED配線に断線箇所が見つかりましたので、再ハンダを行い問題なく走行することが確認できました。
児童書(そらまめくんのベッド):写真では解りづらいかもしれませんが、補修後のものです。補修前は完全に破けてしまっていたページでした。綺麗に補修できたと思われます。
飛び出す絵本①:全く同じ絵本です。但し、破損状況は大きく違いました。なかなか文章では表現しづらいですが、バラバラ状態という感じのものと、それ程でもないものでした。
飛び出す絵本②:バラバラ状態のものは、パーツが無くなっている箇所もあり、オリジナル状態に戻すことが出来ず、補修痕がありありの状態でお返しすることになります。このような場合でも、出来るだけ破れた部分もお持ちいただきますようお願いします。
バスのアナウンススイッチボタン:音が出ない症状です。 分解してみるとご想像の通り「スピーカーの不具合」でした。新しいスピーカーと取り換えることで動作オッケーでした。
犬のぬいぐるみ: このおもちゃにしては珍しい症状(動きが鈍く、変な音が出る)でした。分解してみると、左後ろ足が折れていました。また、変な音(ギリギリ音)については、内部のギアにキズがあり調整しましたが修理できませんでした。
みんなのどうようえほん:本体を踏んでしまい電源オフにできない状況になってしまったようです。分解するとスイッチが短絡していたため、清掃することで回復しています。なお、電池容量が不足気味でしたので、新しい電池と交換することをお勧めします。
青い車:後輪が外れやすい症状。車軸を留めている「ツメ」が折れていました。部品を再生して固定しました。
プラレール(MAX):動作しないようです。分解すると内部のピニオンギアに不具合がありました。ギアを交換して修理完了です。
おままごとの包丁:取っ手と刃の部分が折れてしまいました。こちらは接着剤で固定して修理しました。